「私は 貝になりたい」
監督:福澤克雄脚本:橋本忍
原作:加藤哲太郎
中居正広、仲間由紀恵、
上川隆也、石坂浩二
草なぎ剛、笑福亭鶴瓶、
西村雅彦、平田満
テレビドラマの歴史に伝説を刻んだ名作
「私は貝になりたい」を
リメイクした感動的な人間ドラマ。
戦犯となり死刑を宣告される小市民を見つめながら、
戦争がもたらす不条理や
哀しみを切々と描き出す。(シネマトゥデイより)
あらすじ: 本土防衛のために
従軍していた清水豊松は、
終戦を迎え家族の元へと帰ってきた。
平凡でも幸せな家族との日々を営もうとしていた矢先、B・C級戦犯として逮捕されてしまう。、
そして 裁判で下されたのは 死刑の宣告だった。(シネマトゥデイより)
「生まれ変わっても人間にはなりたくありません、
人間なんていやだ。
牛や馬にも生まれません、人間にいじめられますから。
どうしても生まれ変わらなければならないのなら、
いっそ深い海の底の貝に・・・そうだ貝がいい
深い海の底だったら戦争もない、兵隊に取られることも無い。
妻や子供をのことを心配することもない。 私は貝になりたい…」
人間でありたくないという ここまでの絶望って…( ; _ q )
必死に国のために戦い、上官の命令は天皇の命令と思えと教えられ、
自分のの意思は まるで無し!「個人の心を持つな」と叩き込まれた庶民の兵士達。
少し調べましたが・・・A級戦「25名中8名が死刑」については、一般的に知られており、
戦争指導者としての戦犯が明確であるのに対し
B・C級戦犯は5700名中920名が死刑になっています。
この物語のようにB・C級で死刑になった920名に中には、下級兵士であり 上官の命令によって
自分の意思にかかわらず罪を犯した方はたくさんおられたのではないかと思います。
冤罪同様の無念さで世を去っていかれたことに、心から哀悼の念を表したいと思います。
中居君 頑張っていましたね。鬼気迫るものがありました。
仲間由紀恵さんも 健気な妻を好演していて 綺麗でした。
売れっこ紅白コンビなので 救われた感じです。
もし無名の俳優さんに演じられたら
落ち込みが激しくて 見ていられなかったでしょう。
最後の主人公が家族の写真すら見ることもかなわずに処刑されてしまうというシーンは
息の詰まるような思いで見ました。
見終わった後も、決して後味のいい映画ではありません。
辛く悲しい映画ですが でも見て良かったと思いました。
戦争を知らない世代に生まれましたが、だからこそ、ちゃんと考えて、
暮らしていかないと いけないと思います。
平和なことに慣れすぎると、平和であることの大切さが減ってしまいます。
無差別殺人や 食品偽装 善悪の判断が 変になっています。
現代の自分たちの日常の「平和」とは全く違うものを、
見たことで、今の時代が 何かの犠牲の上にあって
もたらされているものかも 知れない、
そういう事を考えさせられました。
金融不安や経済の悪化はあるものの、
私達の暮らしは当時と比べようも無いほど恵まれています。
この恵まれた時代を きちんと守って行ける力を 養っていきたいですね。
| 最近見た映画 | 2009-01-08 | comments:10 | TOP↑



貝になりたい…。
自分のこと、社会のことを省みる機会の多い
年末年始にはとってもふさわしい映画だと思います。
ドラマも、この映画も見たことは無いのですが
ストーリーは知っておりました。
ケイさんのおっしゃるとおり、この俳優陣だったからこそ
見れるのかもしれませんね。
けして映画の中だけのお話ではなくて、実際にこういう歴史が
日本にあったのだということ忘れてはいけませんよね〜。
| 東京おさる | 2009/01/08 18:09 | URL |